世間を騒がせている怪盗『ばいきんまん』の被害は拡がる一方だった。
華麗で大胆なその手口は、最早芸術の域に達しているだろう。
彼は必ず予告状を送り、その予告通りに盗みを遂行する。
いつ盗まれるのかが分かっていながら、警察はそれを食い止められずにいた。
ある時、不甲斐無い警察に業を煮やした市長のジャムは密かに人を雇い、ばいきんまんを捕まえようと考えた。
依頼成功率100%の何でも屋を名乗る3人組―――アンパンマン・しょくぱんまん・カレーパンマンとジャムの秘書であるバタコは、ばいきんまん捕獲の為に罠を張ることにした。
大富豪のドキンに協力を仰ぎ、彼女の所有している門外不出の秘宝『花嫁のティアラ』が始めて美術館に貸し出されることになった。
ばいきんまんの耳に入るように噂を流し、食いついてくるのを待つ。
勿論ばいきんまんは『花嫁のティアラ』を次のターゲットに選び、緻密な作戦を練り、いつものように予告状を美術館に送りつけた。
”次の満月の晩、『花嫁のティアラ』を頂きに参上致します。
怪盗ばいきんまん”
ジャムはばいきんまんが罠に気付かずに食いついてきたことに喜び、さらに力を入れてばいきんまんを捕らえるようにとバタコに指示を出した。
作戦は着実に進んでいく
しかし、それこそが大きな罠であるとは・・・ジャムは気付いていなかった。
全てはばいきんまんの思惑通りに・・・・・・
次回『思わぬところに敵はいた』
近日公開(嘘)
怪盗ばいきんまん編
第二期拍手お礼の第一弾です。
第一期とは違うタイプのお礼にしようと思い、何故か書く予定も無いパラレルチックな架空の話の予告もどきシリーズになりました。
ぢつわ、橘が好きなサイトの影響だったりしますが・・・
あぁ、すみません>< 勝手に参考にさせていただきましたが、他意は無かったのです。どうか許してください。
ということで、ここに書かれたお礼は予告もどきですが・・・ちゃんと文章にしませんし続きもありませんのであしからず。
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